湯来温泉の開湯はおよそ1500年前のこと。傷ついた白鷺が傷を癒していた渓流のほとりに泉源があったと伝えられている。木々の緑と清流、澄んだ空気が心地よい温泉である。

広島県では最大の温泉地だが、水内川支流の打尾谷川沿いに数軒の旅館や商店が並ぶだけの温泉街は、心休まる雰囲気。閑静な環境で、保養、療養に適しており、昭和30年(1955)に国民保養温泉地に指定された。

温泉は、世界第4位というラドン含有量のラジウム泉。飲泉の場合は、湧出口で飲むのが原則(持ち帰っても効果は薄い)。「痛風の湯」と呼ばれ、尿の出がよくなるので、高尿酸血症や痛風、糖尿病になどに効くという。当地を推薦する医師は病気予防のための温泉利用を勧めている。

国民宿舎 湯来ロッジ 河鹿荘
春は桜、夏は蛍、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景色を楽しめる。料理は特産のコンニャクなど、地元の食材をふんだんに取り入れたバイキングで提供。世界遺産宮島や市内観光にも便利です。 約1500年前、1羽の傷ついた白鷲が湯浴をしていたことから発見されたという湯来温泉。いろりを備え、豊かな自然とせせらぎの音に包まれた河鹿荘では心洗われるような旅の一夜をお届けします。